磁極移動と極移動は別物だが
ポールシフト。
オカルトマニアが信じている怪現象の一つだが、そもそもそんな現象が
起こることなどあるのか?
そもそもポールシフトとは、北極や南極の位置が現在と違う位置にくる
という現象である。
実際問題だが、極は移動する。
しかし!
そんなもんが一瞬で移動するエネルギーはどんなんだっての。
一瞬で移動することはない。
じゃあどんな移動かって言うと、地球はじつは倒れ掛かったコマみたいな
動きをしていて、2万6000年周期で極が1周する。
これによって何が起こるかって言うと、例えば北極星は現在こぐま座アルファ星
であるが12000年後にはこと座ベガが北極星になるだろうということだ。
倒れ掛かったコマみたいな動き、といってもほんとに倒れることはない。
もし倒れるとしたら天王星みたいに巨大な惑星の衝突が必要なわけだが。
ちなみに天王星は横向きに転がったような感じで自転してる…。
ま、そんなわけでポールシフトは起きない。おしまい。
…それで終わらないのが怖いんだよな…。
磁極移動という現象がある。
これは科学的に証明されているわけだが、極の向きが変わってしまう現象だ。
方位磁石のN極、S極がその方向を向くのは、地球そのものが巨大な磁石で
あるためなのだ。その極が逆転してしまう。
これは数万年とかそんな周期で起こっている。
極端な話、明日おきてもおかしくない。
…、で起こったら何が起こるかって言うと地球の磁場が一時的に消失。
宇宙から放射線が降り注ぎ、ものすごい災害が発生する。
旧約聖書の洪水なんかもこれが原因かも知れん。
バン・アレン帯で地球は放射線から守られているわけであるが、これが無くなる
ってことはオゾン層がなくなるに匹敵、いやそれ以上の異常事態である。
この結果起こると考えられるのは電波障害、電子機器障害、天変地異、巨大な落雷、
生体内の異常、突然変異やガンや新種の病気が起こる可能性などである。
生物はそれをも乗り越えてきた、のだが文明がそれを乗り越えられるかどうか…。
近年地球の磁場が弱まっているらしい。
…近いうちに起こるかもな。磁極移動。
で、隕石だったらどうにかなるって言うが磁極移動は止められるのか?
はっきり言おう。無理だ。
現在の技術では地下6000kmにもぐる方法もないし、たとえ行ったとしても、
動きなんて制御できるわけがない。核でも使って無理やり動かすか?
アメリカの映画”the
Core”では磁場を発生させに行くらしい。
アメリカ人は科学に詳しいのか詳しくないのか俺にはわからない。
確か、もう後悔、もとい公開されてるのでマトリックス見終わった人や
メジャーな映画嫌いな人は見に行ってもいいのではないだろうか?
ただ、見に行ってつまんねー金返せとか思っても、作ったのは俺じゃないから。
科学的にはまだ叩かれまくった”アルマゲドン”の方がマシなわけだが…
今回はこのサイト初めて以来、現実(リアル)に追い抜かれましたよ。斜め下に。